<見た目>
<髪>
チセの髪は腰の辺りまで伸ばされていてよく手入れされたもの、前髪は目元にかからない程度で整えられている。
髪色は特徴的で一目見ただけで本人だとわかるほど。全体が艶めく水色、リュート人にとっては青系の髪色はポピュラーではあるがここまで鮮やかな色は珍しく白い肌や黒いスーツとの対比でより目立つ。
髪型は基本的に後頭部で一つに結ぶものだが髪も長く毛量も多いため髪ゴムでは緩いらしく、代わりにリュートの工芸品である木製のリング型の髪留めをつけている。街に出るときはその髪色が目立つため帽子に髪を納めるときもある。
この後頭部で結ぶやり方はリュート大陸の民族の中ではリュート語で「ホロケウサラハ」、所謂「ウルフテイル」と呼ばれるもので民族の中では極峰山に住む狼を神として信仰する民族の女性だけに許された髪型である。
<顔つき>
顔つきは目鼻立ちのはっきりとした端正なものだが特徴的な目元から童顔と言われるほど幼く見える。目は大きく挑発的なツリ目、睫毛が長いからかより大きく見えるため幼気な印象がある。口元から見える牙のような犬歯も特徴的で本人は狼のようなものと言っているがその鋭さや目立ち方は吸血鬼などのほうが近いと言えるほど。
虹彩は髪色と同じく水色と珍しい、特定の条件下で瞳を中心に雪の結晶のような模様が浮かび上がる。
左右の耳には金色のリング型ピアスをつけている、どうやら家に昔から伝わっているものらしく大事なもののようだ。
<体つき>
鍛錬を繰り返してきたため筋肉質ではあるがその分代謝がよく脂肪がつかないタイプでかなりスレンダー、食べても食べても脂肪がつかないためか筋肉質に見られるのを嫌うため暴飲暴食しそのおかげか筋肉の表面に少しの脂肪をつけることができているが腹筋などは縦にきれいに筋が入っており力を込めると若干割れているのがわかるほどで利用的な体型である。
半面胸はAカップといったところに落ち着いており、本人はこれ以上の伸び代はないだろうし邪魔だしと半ば強引に諦めている。
日の光のほとんどないリュート大陸や新日本で生活をしているからか肌は色白、しかしシンシヤのように病的なほど白いわけではない範囲である。
<服装>
仕事モードのときは基本的にソフトハット、サングラス、スーツに熊の毛皮から作られたブラックコート、革手袋、全て黒色で合わせている所謂マフィアスタイルのようなもの、色味のアクセントとしてか首には水色の薄手のマフラーを常に巻いている。拳銃を収めているホルスターは腰の右側、スーツのベルトに装着されている。
オフのときの格好は普段とだいぶ印象が変わる。基本的にはスーツだがジャケットは脱ぎノーネクタイ、仕事のときに着ているコートではなく白地のもこもことした暖かいコート、サングラスは外し銀縁の眼鏡をかけて手袋も革ではなく毛糸のものをつけており、身長も相まって学生と言っても通じる。
本人はオフのときくらいは魔除けの紋章の入ったリュートの民族衣装を着ていたいらしいが目立つためか仲間内からは不評、そのため手首にのみリュートの魔除けの紋章の編み込まれた布地のブレスレットをつけている。
<名前>チセ・リュート
<性別>女
<年齢>?
<身長>162
<種族>人間、魔女
<一人称>私、自分
<出身>リュート大陸「極峰山」
<職業>『リュート・シンジケート』新日本トウキョウ中央支部支部長
<呼び名>チセ、氷の女など
<説明>
ミカヅキが「D.t.D」に加入後出会った人物。リュート・シンジケート所属の女性。「チセ」という名前を持つ魔女。
シンシヤの重要な仕事相手の一人であり表裏両方の常連客。
かいりゅう衝突事故及びエイリウム大結晶奪取作戦をいち早く知り「D.t.D」へ仕事を依頼した人物で、彼女が仕事を依頼した結果ミカヅキやカヤの元へAが辿り着き間接的にだが二人が事件から生き延びる理由となった。
新日本から北部にある「リュート大陸」という大きな島国を故郷とする特殊な民族の末裔でその過去は全くの謎。
リュート大陸にてエイリウム事業を中心に大きく発展した企業が元となっている大規模な犯罪組織「リュート・シンジケート」のメンバーで若くして新日本のトウキョウ中央支部を任されている。
常に白い息を吐き周りの気温を下げてしまうほど異様なまでに体温が低いのが特徴、本人は生まれついての体質だと言っているが真相は不明。
メインの仕事はコウリュウ地区を含むトウキョウ周辺のリュート・シンジケートが行う様々な仕事の管理運営、及び縄張りを越えて仕事をする他の外様組織やヤクザ、小さな組織の排除。
外様組織の中でも巨大な組織であるリュート・シンジケートはトウキョウ地区という小さな地域でも行っている仕事は様々なものがあり、その全てはチセが目を通し人員の配置からモノの値段の決定、品質のチェックまで行った上でようやく事業として金品を稼ぐことができる。
完全なオフというのはほとんど無いが休みになると一般人として街中を散策したり、スラムへも平気で遊びに来てはバーで飲み食いし帰っていく。どんなときでも周囲に数人の部下を引き連れているためバーとしてはとても良い客。