『風紀隊式自動小銃イ型「参番」」』
風紀隊が装備する兵装の一つ。
イ型は最も基本的な構造の自動小銃を表し、3番は3番目に開発、カスタムされたもので風紀隊のシューターの中でも人気でV.F.Aの自動小銃を改造したものなため、チカにとってはこれが一番使いやすいようだ。
非殺傷弾の集弾性の悪さをカバーするためロングバレル、中距離用サイトと遠距離を見るための高倍率サイトのハイブリットサイト、サイドにはレーザーサイト、下部レールにはグリップライトを搭載、マガジンは38発拡張マガジン。
『風紀隊式自動小銃イ型「参番」」』
風紀隊が装備する兵装の一つ。
イ型は最も基本的な構造の自動小銃を表し、3番は3番目に開発、カスタムされたもので風紀隊のシューターの中でも人気でV.F.Aの自動小銃を改造したものなため、チカにとってはこれが一番使いやすいようだ。
非殺傷弾の集弾性の悪さをカバーするためロングバレル、中距離用サイトと遠距離を見るための高倍率サイトのハイブリットサイト、サイドにはレーザーサイト、下部レールにはグリップライトを搭載、マガジンは38発拡張マガジン。
<武器>
『V.F.A POENIX』
<種類>回転式拳銃
<製造国>ウルギア帝国
<設計・製造>V.F.A
<使用弾薬>.45V.F.Aマグナム弾、.45D.t.Dマグナム弾、暴徒鎮圧用ゴム弾
<装弾数>6
<全長>317㎜
<重量>1219g
ウルギア帝国老舗の銃器メーカー「ヴァレンティア・ファイア・アームズ」製の回転式拳銃、ヴァレンティア家の男に一丁与えられる特別製。
製造はかなり昔のもので自動式が主流の今では時代遅れとすら言われる一品、父親に贈られたものだが音楽側であるチカの家では無用の長物として骨董品扱いで置かれていたものをチカが護身用として持ち出している。
本体はグリップのプレートのみが木製で他の部分は金属製、発射機構はシングルアクション、難しい構造ではなく細かいパーツがないため整備がしやすく破損も少ない。
チカの射撃能力が高くないため命中精度は低い、反動制御や発射機構がシングルアクションなのも相まって連射には不向きでやはりあくまでも護身用である。
黒の牛革製ガンベルトを着用しており身体の右側に差し、ベルト部分には弾丸が幾つかつけられるようになっている。
『D.t.D Fireworks』
<種類>上下二連式散弾銃
<製造国>新日本
<設計・製造>D.t.D
<使用弾薬>12ゲージ:ゴム弾、バックショット、対マシナリーカスタム弾
<装弾数>2
<全長>1100㎜
<重量>3100g
D.t.D製の上下二連式散弾銃、銃への拘りの強いチカが武器庫に置かれた様々なパーツを使って組み上げた特別品。
ベースは今や実用している人はいないアンティークモデルであるV.F.A製上下二連式散弾銃、チカに銃の扱いを教えた祖父が愛用していたものと同じでチカ自身もクレー射撃やハンティングに使っていたため最も扱いに慣れている銃。
銃本体は金属と合成樹脂で作られており木製パーツは使用していない、ストックも合成樹脂であり内部にはバネとエアーシリンダーが仕込まれ反動制御がしやすい設計になっている。
装填数は当然二発、チカ曰く「装填数が多いと深追いしたくなる、リロードは冷静になる時間。」らしく銃を扱う上でのポリシーらしい。
トリガーはダブルになっており装填された二発を一発ずつ発射することができ、一気にダブルのトリガーを引くことでほぼ同時に二発を発射することができる。
チカのこだわりとして銃全体が塗装されている。ストックからボディのベースカラーは白、そこに刻印やトリガー、トップレバーなど細々したところにオレンジ、本来バレルは熱を持つため塗ることが出来ないが薄い耐熱のバレルカバーを取り付けることで塗装できるようになりカバーをオレンジに塗っていて全体的にかなり目立つ。
持ち歩きは特製のガンシースを腰から下げていて抜刀するかのように銃を抜くようになっている、もちろんガンシースもホワイトでオレンジや赤のキーホルダーやストラップがつけられている。
大型のため学校では持ち込むと先生が良い顔をしないが注意してまた学校に来なくなっても困るのか注意されることはない。
<服装>
髪の三つ編み部分には赤い小さなリボン、ヘアピンはウルギア帝国産のルビーがいくつかあしらわれた物をつけている。
学校では当然制服姿、トレードマークとしてオレンジ色で厚手のフロントジップパーカーを好んで着用しており、登下校時には制服の上から着ていて校内では前のジッパーを外しているか脱いで腰に巻いているかで体育以外では基本的にずっと身につけている。
校外ではスカートの下に学校指定のジャージを着ることが多く肌の露出が大幅に減る、本人は寒いからだと言っているが足の火傷痕を見られたくないだけである。
私服は暖色系のものが殆ど、バッヂなどが付けられたキャップにいつものパーカー、ジーンズにスニーカーといったパンツルックを好み、スカートは制服でしか着ないと言っている。
年頃の女子なため私服の数は多く会うたびに変わるがオレンジパーカーは頻繁に着ているため雨が降っていないときは目立ち遠くからでも見つけやすい。
<外見>
<髪>
肩のあたりまで伸ばされており前髪も目元に少しかかるくらいには長い、ケアはしているが最低限のものである。
髪色はウルギア人に多い深い赤色、新日本では珍しく攻撃的な色のためアイドルを目指していたころは柔らかいオレンジ色に染めていた。未だに毛先の5センチほどはその頃のオレンジを残すように染められていて赤からオレンジへの自然な流れの配色になっている。
髪型は頭の左側の横髪を三つ編みにし耳の後ろにかけており、前髪は右の方へとヘアピンでまとめておでこを出すという若干複雑な髪型、アイドルを目指した頃に元気に見えるようにと考えたもので若干幼げな印象も与える。
髪のセットが習慣化しているためか、アイドル活動を辞めている今でもこの髪型を続けており学校でももっぱらこの髪型をしている。
たまに気分の切り替えなのかヘアピンも三つ編みも解いてしまい髪を下ろしてしまうときがあり、幼げな印象とは反対に大人っぽい印象を見せるようになる。
<目>
虹彩は燃え尽きた灰のように暗い灰色、しかし気持ちが高ぶったり興奮したりすると一気に真紅に染まる。左目だけが火事の影響を受け熱により若干白化、虹彩や瞳が若干白く濁っていて視力が極端に低い。
<顔つき>
顔つきはアイドル活動をしていただけあり整っており、可愛らしく明るい印象を与えるが、一番に目を引くのは自らの夢を諦める原因となった火傷痕。
左目の下から口元の左端まで「スカリフィケーション」(人体装飾)によるケロイドを用いたタトゥーのような火傷痕があり、まるで鳥の四つ爪を思わせる形状をしている。初対面の相手はチカの顔立ちを認識する前に火傷痕のほうに目を奪われるほど。
ウルギア帝国の血が混じっているからか化粧をしなくても目鼻立ちははっきり目立つ方で甘えるような大きなタレ目がチャームポイント。
反対に一人のときなどに見られる笑顔や元気とは無縁なアンニュイ、ダウナーな表情も大人っぽい印象を強く与える。
クラスメイトは総じてチカを「クラスに一人はいる可愛い女子」と認識しているようだがポテンシャルは高い。
耳には自暴自棄だったころに開けたピアスの穴があるがピアスをすることはほとんどない。
<体つき>
女性としての柔らかなシルエットを残しつつ腹筋や鼠径部などはっきりとしたメリハリのある引き締まった体型。
胸はCカップほどで同級生の中でも割りと上位に入る、若干下半身、特にお尻に肉がつきやすいらしく扇情的になりやすいためそちらはアイドルらしくないということで若干のコンプレックス。
肌はウルギア人の血が入っているからか、日の光を浴びる人は少ない中で珍しい健康的な肌色をしており元気な性格との相性が良い。
自分の努力により手に入れた理想的な体だが、首から左肩、左腕から前腕、左の脇腹からお腹、左太ももからふくらはぎまで、まるで翼のように広がった火傷痕が目立つ。
<戦闘>
戦闘は拳銃や散弾銃、護身術による中近接戦闘がメイン。
アイドル時代に培った高い身体能力は今でも健在であり、そこにV.F.A会長である祖父から仕込まれた射撃技術や銃知識、アイドル仲間から教わった護身術が組み合わされ独特な戦闘方法となった。
片目が殆ど見えないため射撃精度が低いが遮蔽物などを活かしてパルクールのように戦場を駆け回り相手との距離を近づけることで命中率を上げ、更に近距離では絶大な威力を誇るショットガンでの射撃は距離を詰める戦法と相性がよくその高威力を効率的に使うことが出来る。
通路など至近距離ではストックのついたショットガンを扱うのが難しい場合がありそのときは拳銃と護身術を組み合わせて戦う。
チカの習得している護身術は「水城流格闘術」を元とした護身術で本来身を守るためのものだが、扱い方によっては関節や靭帯、筋肉にダメージを与えるもの。
戦闘において風紀隊と同じく「不殺」に加えて「アイドルは人を殴ったり蹴ったりしない」というポリシーがあるため、対人で扱う弾丸は全て暴徒鎮圧用ゴム弾であり、護身術も関節をきめて拘束するなどあくまでも相手を動けなくする程度しか扱えない。
<性格>
チカの性格はくるくると表情をよく変える明るく天真爛漫なもの、甘え上手で誰とでも物怖じせず話し仲良くなることができるため男女関係なく友人が多く人気がある。
勉強が苦手で成績が悪かったりよく忘れ物をしたり、ひどい方向音痴だったりと人に頼りがちなだらしないところもあり、若干我儘で図々しいと言われるような一面も持つが根っからの妹、末っ子気質で甘え上手なためそんなところも可愛がられている。
しかし、その性格はアイドルを目指す上で培われたもので夢破れた今も身についたままに行動しているだけである。
チカの本当の性格はどんなことにもやる気が無くとにかく「ドライ」、悪い意味で現実主義、かなりの面倒くさがりで自発的に行動することは殆どないが自分にしか出来ない事や結果的に利益が見込めることには取り組むなど合理的。
座右の銘は「人生、諦めが肝心」で過去にあった事故をきっかけに何事にも深く関係していく情熱が一切無くなっており、親や友人が勧めてくれる新しい趣味や習い事も全て途中で投げ出してしまっている。
そのため、たとえ友人がたくさん居ても一歩踏み込んだ話も出来ず親友のように深く付き合う友達は学校には一人もいない。
時折興味のあることには積極的に見えるも、それは以前の生活が身体に染みついており習慣のようにしているだけだったり、単純に暇だったりするだけのため本質は変わらない。
身体の火傷痕については学校内では隠すことなく顔の火傷については寧ろ見えやすいような髪型で平然としているも、かなりコンプレックスになっている。
好きなものは果物類で特に柑橘系の味が好み、学校でも飴などのお菓子を持ち込みよく先生に怒られ没収されたりしている、嫌いなものは苦いものやクセの強いもの。
アイドルになる夢が絶たれてすぐは自暴自棄になっていて悪い友人とつるんでいた時期が少しあり、そのときに飲酒喫煙など経験するが喉に悪いため一度で辞め現在は手をつけていない。
<名前>チカ・ヴァレンティア
<性別>女
<年齢>16
<身長>157
<種族>人間
<一人称>私、チカ
<出身>新日本コウリュウ地区外様街
<職業>高校生、「D.t.D」非正規メンバー、風紀隊「カンナビス隊」シューター
<呼び名>チカ、友達からのあだ名がいくつか
<説明>
ミカヅキがカヤ奪還作戦の後に出会った人物、千の歌と書いて「千歌」、本人いわく「ごくごく普通の女子高生」。
自分の夢と共に心も燃え尽きさせてしまった少女、甘めの顔つきとは裏腹に身体のいたるところに「スカリフィケーション」(人体装飾)のような火傷痕を持つのが特徴。
ミカヅキやカヤと同じコウリュウ第二高等学校「1年B組」の生徒、父親がウルギア人、母親が日本人のハーフで上に二人の姉がおりそれぞれ音楽の仕事をしている有名な音楽一家、そのため外様街の中でもかなり裕福な家庭。
黒龍会傘下の泥竜組に誘拐されたカヤを助け出す作戦にて、ガビ(蛾眉)との戦闘が長引きレベッカの仕掛けた爆弾により被弾したミカヅキが突っ込んだ廃屋で出会い、自宅に連れ帰り介抱する。
その際にミカヅキを迎えに来たレベッカに連れ出されコウリュウ地区の波止場にて殺害されそうになるも、実家の本家筋が世界一のシェアを誇る銃器メーカー『V.F.A』であったことなどを理由に生き延びスラムへ連れ去られる。
利用価値が無いためシンシヤから処分されそうになるもその後、泥竜組の事務所から持ち帰られた書類の中にコウリュウ第二高等学校を舞台として「魔法使い育成計画」が進行しているのがわかり、それを阻止するためコウリュウ第二高等学校への潜入任務が発生。
チカは自分の火傷痕を治すことを条件に出しその対価にD.t.D非正規のメンバーとして作戦に参加を決め、ミカヅキやカヤと共に情報収集を始めることになった。
コウリュウ第二高等学校では情報収集のため学校が保有する組織「風紀隊」へ入隊、その後「カンナビス隊」へと半ば強制的に配属された。