<性格>
チカの性格はくるくると表情をよく変える明るく天真爛漫なもの、甘え上手で誰とでも物怖じせず話し仲良くなることができるため男女関係なく友人が多く人気がある。
勉強が苦手で成績が悪かったりよく忘れ物をしたり、ひどい方向音痴だったりと人に頼りがちなだらしないところもあり、若干我儘で図々しいと言われるような一面も持つが根っからの妹、末っ子気質で甘え上手なためそんなところも可愛がられている。
しかし、その性格はアイドルを目指す上で培われたもので夢破れた今も身についたままに行動しているだけである。
チカの本当の性格はどんなことにもやる気が無くとにかく「ドライ」、悪い意味で現実主義、かなりの面倒くさがりで自発的に行動することは殆どないが自分にしか出来ない事や結果的に利益が見込めることには取り組むなど合理的。
座右の銘は「人生、諦めが肝心」で過去にあった事故をきっかけに何事にも深く関係していく情熱が一切無くなっており、親や友人が勧めてくれる新しい趣味や習い事も全て途中で投げ出してしまっている。
そのため、たとえ友人がたくさん居ても一歩踏み込んだ話も出来ず親友のように深く付き合う友達は学校には一人もいない。
時折興味のあることには積極的に見えるも、それは以前の生活が身体に染みついており習慣のようにしているだけだったり、単純に暇だったりするだけのため本質は変わらない。
身体の火傷痕については学校内では隠すことなく顔の火傷については寧ろ見えやすいような髪型で平然としているも、かなりコンプレックスになっている。
好きなものは果物類で特に柑橘系の味が好み、学校でも飴などのお菓子を持ち込みよく先生に怒られ没収されたりしている、嫌いなものは苦いものやクセの強いもの。
アイドルになる夢が絶たれてすぐは自暴自棄になっていて悪い友人とつるんでいた時期が少しあり、そのときに飲酒喫煙など経験するが喉に悪いため一度で辞め現在は手をつけていない。
<名前>チカ・ヴァレンティア
<性別>女
<年齢>16
<身長>157
<種族>人間
<一人称>私、チカ
<出身>新日本コウリュウ地区外様街
<職業>高校生、「D.t.D」非正規メンバー、風紀隊「カンナビス隊」シューター
<呼び名>チカ、友達からのあだ名がいくつか
<説明>
ミカヅキがカヤ奪還作戦の後に出会った人物、千の歌と書いて「千歌」、本人いわく「ごくごく普通の女子高生」。
自分の夢と共に心も燃え尽きさせてしまった少女、甘めの顔つきとは裏腹に身体のいたるところに「スカリフィケーション」(人体装飾)のような火傷痕を持つのが特徴。
ミカヅキやカヤと同じコウリュウ第二高等学校「1年B組」の生徒、父親がウルギア人、母親が日本人のハーフで上に二人の姉がおりそれぞれ音楽の仕事をしている有名な音楽一家、そのため外様街の中でもかなり裕福な家庭。
黒龍会傘下の泥竜組に誘拐されたカヤを助け出す作戦にて、ガビ(蛾眉)との戦闘が長引きレベッカの仕掛けた爆弾により被弾したミカヅキが突っ込んだ廃屋で出会い、自宅に連れ帰り介抱する。
その際にミカヅキを迎えに来たレベッカに連れ出されコウリュウ地区の波止場にて殺害されそうになるも、実家の本家筋が世界一のシェアを誇る銃器メーカー『V.F.A』であったことなどを理由に生き延びスラムへ連れ去られる。
利用価値が無いためシンシヤから処分されそうになるもその後、泥竜組の事務所から持ち帰られた書類の中にコウリュウ第二高等学校を舞台として「魔法使い育成計画」が進行しているのがわかり、それを阻止するためコウリュウ第二高等学校への潜入任務が発生。
チカは自分の火傷痕を治すことを条件に出しその対価にD.t.D非正規のメンバーとして作戦に参加を決め、ミカヅキやカヤと共に情報収集を始めることになった。
コウリュウ第二高等学校では情報収集のため学校が保有する組織「風紀隊」へ入隊、その後「カンナビス隊」へと半ば強制的に配属された。