用語説明スレッド

『魔機』
エイリウム鋼を使用し作られた道具。
ファンタジーの中の魔法使いが使う「杖」のような性能を持つもので、体内のエイリウムエネルギーを増幅し効率的に魔法へと変換し発現させる「媒介」として使われ、身体強化魔法の効果増幅、属性魔法の効果増幅や制度を上昇させる。
使われるエイリウム鋼のエイリウム純度の高さ、使用量でその性能が変動し、高純度エイリウム鋼を使用した魔機から得られる恩恵は大きい。

『魔法』
科学では説明できない現象を総じて指す。
魔法とはいってもいわゆるファンタジー世界のもののように杖を手に呪文を唱えてなどというものではなく、本人の生まれ持つ素質でエイリウムエネルギー(魔力)を操ることで様々な事象を発生させるもの。
科学で説明できない現象のことをわかりやすく「魔法」と呼んでいる。
魔法使いの扱う魔法はエイリウムエネルギーの「増幅」「変換」「操作」という3つを自分の生まれ持つ素質で行ってしまうものであり、『強化魔法』『属性魔法』『防御魔法』の3種類存在する。
その他に『魔女術』と呼ばれるものがあるが、これはエイリウムエネルギーを使わないものである。

『魔法使い』
遥か昔に魔力を持っていた血筋、もしくはエイリウムに長く触れた人間から生まれた特殊な人体構造をした人間で「新人類」とも呼ばれる。
体内でエイリウムエネルギーを生み出し増幅、操作し「魔法」と呼ばれる現象を発生させることができ、その特異な能力から世間の目に触れるところに出てくることはほとんどない。
魔法使いの中でも種類があり、体内から生み出されたエイリウムエネルギーを増幅し変換して様々な魔法を使う「魔法使い」、液状エイリウムを直接血管に打ち込むことで身体強化を行いその副産物として魔法を扱うことが出来る「疑似魔法使い」などある。
その中でも決まった血筋からしか生まれず、飛び抜けた魔法の素質とエイリウムエネルギーを使わずに使用できる「魔女術」を扱うことが出来る「魔女」という人種も存在している。

『リュート・シンジケート』
新日本から北の方にある「リュート大陸」で発生した犯罪組織。
構成人数は把握できないほどに大型の組織で、世界各地に支部を持っており、メンバーは全てがリュート人、過酷な環境の土地であるリュート大陸を生き延びた人間の中でも選りすぐられた人物のみが入ることが許されるエリート集団。
主なターゲットは一般人ではなくリュート・シンジケートと同じ反社会的勢力であり、同業者からは一番に恐れられリュート・シンジケートに弱みを見せれば終わりとまで言われている。
新日本には中央支部、東支部、西支部と支部を三つ置いている
ようだ。

『Dust.to.Dust』
シンシヤがリーダーを務めるなんでも屋。ほとんどの場合「D.t.D」と略される。
どんな人間からの依頼であっても、どんな内容の依頼であっても、危険なものからほんの小さなものまでオーナーであるシンシヤ・カミノの気まぐれで請け負うよくわからない組織。
ちなみにどんな依頼でも必ず報酬をいただくことになってはいるが、報酬はシンシヤが利益になると考えたものならばなんでも良く、支払いは金やエイリウムだけとは限らない。
事務所はDUSTBOXの裏の従業員控室で、そこにある唯一の電話に様々な依頼が舞い込む。
要人の暗殺や危険な変異体の駆除、マシナリーの破壊など必ず戦闘が発生する危険任務から、潜入、情報収集、荷物の奪取、誘拐から逃がし屋などあげたらきりがない種類の任務を請け負う性質上、メンバーの得意不得意が出ることがあるため必ずしもメンバー全員で行動するわけではない。
どんな任務も全ての最終的な指揮判断をシンシヤ・カミノが行うが、基本的には選出されたメンバーでリーダーを決めて、その人物の現場判断に任されている。

『BAR　DUSTBOX』
コウリュウスラムの南側、大型河川跡から少し外れた海との境の防壁近くに建てられた木造の建物で、スラムの人間たちのオアシスであり稼ぎ場、様々な人々の交流の場所。様々な酒とサービスが受けられるが、料理だけはからっきしでメニューは安価で保存の効く乾きものがほとんど。
オーナーはシンシヤ・カミノ、従業員は時期により違った人数が雇われるがレギュラーメンバーが数人いる。
外観はまるで昔の映画にでも出てきそうな年季の入った建物だが、後ろ半分が土壁の内側に入ってしまっているため前側しか見えない。
中に入ると幾つものテーブル席やバーカウンター、更にはポールの立てられたダンスステージ、ダーツ台からビリヤード台、カード用のテーブルなどがありただのバーという様相ではない。
奥には有料ブーストして、シャワースペース、宿泊用の小部屋、武器の取引用の場所や工房があり、裏手には大型のガレージを備えていて半分土壁に隠れてわからないがかなり大型の建物であることがわかる。
スラムに住む人間からその他、様々な人が訪れるためここを中心に賭け事や流し、売春など商売が盛んになっていて多くスラムの人間には無くてはならないものとなっているが薬だけはオーナーの意向で持ち込み禁止である。

『食料について』
新日本だけではなく世界的に慢性的な食料不足、黒雲により光が届かず、黒雨により大地が汚染されているため作物はほとんど育たない。
屋内栽培で育てられた野菜は主に上流民街へと出荷され、見た目の悪い不出来なものが下流民街へと卸されるがそれでも値段が高い。肉類は野菜と比べてまだ安く手に入るが下流民街へは基本的に屑肉しか卸されず、魚は汚染されきっていない遠い海まで漁に出る必要があるため流通量がそもそも少ない。
値段を表すと、魚≫野菜＞肉類といった状態。
近年では粉末成形技術の向上により、粉末成形米や加工成形肉、更にはパンなどの小麦粉製品までも粉末成形により作ることが可能になった。
しかし、やはり味は本物には程遠いため豊富にある調味料や甘味料などで味つけし出すことになるため、料理人の腕がはっきりと出ることになる。
そのため、料理人という職業は重宝されるようになった。

『The Butcher ＆ Pusher』
コウリュウ地区廃工場跡にある食品粉末加工店。
コウリュウ地区の反社会的勢力など表立って活動出来ない人々が質の良い食品粉末を買いに足を運ぶ場所、食品粉末を売ってくれる上に金さえ払えば麻薬などの粉類も提供してくれるらしく重宝される。
店長は「ブッチャー」という名で呼ばれる大男、普通の人間とは思えない3メートルにもなるかなりの巨体で全身を防護服に包み大型のブッチャーナイフを左右に持つ一見危険人物。喋ることができず意思疎通をするには筆談しかなく手間はかかるが食品加工を生業にしているからか意外にも衛生面に気を使うタイプで店では上質な粉末が手に入ると評判。
B&P施設内に常駐している女性、通称「プッシャー・キャット」は優秀な薬屋であり毒物を扱う戦闘を得意とし何かと危険の多い店の用心棒として雇われている。更にブッチャーとの契約のもと施設内で客へ様々な薬の他、違法薬物の粉末を販売する権利を持つB&P唯一の売人である。

『マシナリー』
機械の兵士。
機械装置やカラクリなど機械を表す言葉「machinery」と傭兵という意味の「marcenary」を合わせた造語、基本的に「K.H.I」が開発している機械であり、各々の組織が金銭を払いその金額に応じたマシナリーを貸し出される、という契約体制。
だいたい全長3メートルまでの小型マシナリー、10メートルまでの中型マシナリー、それ以上の大型マシナリー、更に有人操作か無人操作、自律機動、戦闘用、輸送用など様々な種類があり裏家業の人々にとっては危険視されている。

『区立コウリュウ第二高等学校』
下流民街にある三つの高等学校のうちの一つ。
ミカの所属する学校で、学力レベルが中間の生徒が集められる。
生徒数2340名、一学年26クラスと生徒数やクラスが覆い。
教師も質の良い人間は揃っておらず管理も行き届いていないため校則は無いに等しく、上流民の役人に目をつけられないために単純な授業を毎日決まっただけ行うことが最も重要視されている。
校則がないからか暴力、喫煙、飲酒なんでもありだが、教師に見つかった場合教師側から同じような事をされても文句は言えない。
最近は1年C組に新たに入ってきた「ミカヅキ様」と言われる生徒の人気が高く、その美幌と体をつけ狙う教師すらいる。