<名前>カヤ・キサラギ(如月茅)
<通称>カヤ
<性別>女
<年齢>16才
<身長>180センチ(自称179センチ)成長中
<種族>人間
<一人称>私
<出身>新日本コウリュウ地区
<職業>高校生、花売り

<説明>
学校でミカヅキの身の回りの世話を勝手にやっている女性。普段は学校が休みの日には自宅で育てた花を売っている。
生まれたときから目がほとんど見えておらず白杖を握り生活していた。
中学校に入学したての頃にクラスメイトから激しいいじめを受けており、男子から杖を取り上げられ殴られ突き飛ばされたときミカヅキにしっかりと肩を抱かれ支えられたことで目が見えないながらもミカヅキに一目惚れしてしまう。
その後、ミカヅキが睨みを効かせたことでいじめはおさまっていきカヤとミカヅキとの接点が同じクラスというだけになってしまう。
このままではいけないと考えたカヤは花を売り貯めていた貯金を下ろし父親に頼み込みお金を借りて視覚補助用のサイバーゴーグルを購入、それを着用しミカヅキに毎日話しかけるようになった。

『風紀隊式拳銃イ型「拾六番」』
風紀隊が装備する兵装の一つ。
イ型は最も基本的な構造の自動式拳銃を表し、16番はカンナのカスタムした16番目の拳銃のことでカヤの為に用意したもの。
スタンダードな自動式拳銃でカヤの手に合わせた少し大型のもの、ゴーグルと無線接続可能なカメラサイト、銃身下部のレールには高光度フラッシュライト、装填数28発のロングマガジンを備える。
替えのマガジンは腰のベルトに取りつけられていて、マガジンを縦にマウントすることで片手でのリロードが可能になった。

『風紀隊式大盾ロ型「拾弐番」』
風紀隊が装備する兵装の一つ。
ロ型は展開式の盾を表し、12番はカンナのカスタムした12番目の盾のことでカヤの為に用意したもの。
展開型の片手盾は収納時は左手に装着したガントレットに接続し一体になっており展開前でも小型盾というほどの大きさ、展開時は高さ160センチ、幅50センチほどになる。本来ならば前方確認用の小窓をつけなければならないが、カヤにはゴーグルがあるため小窓は設けられていない。
カヤが扱うには小さく、身を屈めることで盾に隠れられるギリギリの大きさだがその分軽いため取り回しがよく負担が小さい。
弾丸に何発も耐えられるものではなく、定期的にサポーターから替えの盾部を供給してもらわなければならない。

<外見>
<髪>
濃く暗い緑色。髪はまだ伸ばし始めだが背中の真ん中くらいまであるロングヘア、いつかミカヅキと同じくらいまで伸ばしたいらしい。
<目>
タレ目。目の色は深い緑。視覚補助用のサイバーゴーグルを着用しているため普段目元は見えない。
<顔つき>
高い身長と反して童顔、そのことは本人も少し気にしていて普段からミカヅキの隣にいるためにケアは欠かしていない。
綺麗というより可愛らしいタイプだが、殆どがサイバーゴーグルで覆われているため今の素顔を知る人は少ない。
ミカヅキに出会う前は笑顔などなかったが出会ってからは毎日にこにこと笑みながら生活している。

<体つき>
発育が他の生徒と比べて早く女性らしい丸みを帯びた体つき、胸も身長と同じくかなり大きめ。
元々食べればすぐに脂肪がつくタイプだったが細身のミカヅキの側にいるため改善、こまめな有酸素運動や食事制限を駆使してスマートな体をキープしている。最近は更に胸が大きくなってきたためその分若干体重が増えてきたのを気にしている。

<服装>
ミカヅキとお揃いのため外出時は主にコウリュウ第二高校の制服を着ている。実はこっそり耳元にイヤリングをしていたり、首元にネックレスをしていたりとアクセサリー好き。
目元には両眼一体一枚ディスプレイのサイバーゴーグルを着用しており、レンズを外側から見ても中は覗けず、そこに様々な文字や記号を表示することが出来る。
暴漢対策の護身用でスタンガンを所持している。

<性格>
性格は内向的、自分から発言するようなことは殆どなくいつも大人しく黙っている。喋るときははきはきとはいかず人のことを考えながら発言しようとするためいつもワンテンポズレる。口調も間延びした感じのためせっかちな人には疎まれがち。
しかしひとたびミカヅキのこととなれば話は違う、口には出さないがミカヅキのためなら何でも出来る、ミカヅキが言うなら何でもすると胸の中に炎が燃えているかのように情熱的。
ミカヅキのことを甘やかしすぎているかのように見えるが、これも知らずのうちに自分無しでは生きられないようにしようという打算的な考えが頭の中にある、とか。
好きなものはミカヅキ、嫌いなものは虐める人とわかりやすい。

突き放すようなものいいでまともに話すらしてくれないミカヅキに全く怯むことなく毎日毎日話しかけゴーグルを通し見つめ続けていると遠巻きに見ている他の生徒とは違いいつしか、ミカヅキの髪が少し荒れていることや衣服にアイロンがかけられていないこと、そして甘いものばかり食べる食生活といった無頓着な一面に唯一気づいた。
その後、学校で髪のケアをしたり、無理を言い制服の代えを預り毎日アイロンがけをしたり、お弁当を作ってきたりと突き放されながらも危害は加えてこないミカヅキに対して半ば無理やり世話をしていくようになる。
ミカヅキは何度も突き放してもついてくるカヤにいつしか諦めてしまいとうとうおとなしくお世話される身となり、ツンツンしながらも会話のようなやりとりをするようになる。
成績がよかったカヤだったが、ミカヅキの志望校が第二高校だと知ると直ぐ様そちらに志望校を変えたため関係は高校に入学してからも続いていた。いつしか勝手に家に行って掃除や料理をしたり、狩りにお弁当を持ってついていったりとエスカレートしていっている。
大人しいカヤの胸にある情熱的な想いは伝える気はないらしいが、周囲は完全に気づいており、鈍いミカヅキですら何となく勘づいているのを本人は知らない。