突き放すようなものいいでまともに話すらしてくれないミカヅキに全く怯むことなく毎日毎日話しかけゴーグルを通し見つめ続けていると遠巻きに見ている他の生徒とは違いいつしか、ミカヅキの髪が少し荒れていることや衣服にアイロンがかけられていないこと、そして甘いものばかり食べる食生活といった無頓着な一面に唯一気づいた。
その後、学校で髪のケアをしたり、無理を言い制服の代えを預り毎日アイロンがけをしたり、お弁当を作ってきたりと突き放されながらも危害は加えてこないミカヅキに対して半ば無理やり世話をしていくようになる。
ミカヅキは何度も突き放してもついてくるカヤにいつしか諦めてしまいとうとうおとなしくお世話される身となり、ツンツンしながらも会話のようなやりとりをするようになる。
成績がよかったカヤだったが、ミカヅキの志望校が第二高校だと知ると直ぐ様そちらに志望校を変えたため関係は高校に入学してからも続いていた。いつしか勝手に家に行って掃除や料理をしたり、狩りにお弁当を持ってついていったりとエスカレートしていっている。
大人しいカヤの胸にある情熱的な想いは伝える気はないらしいが、周囲は完全に気づいており、鈍いミカヅキですら何となく勘づいているのを本人は知らない。
<名前>カヤ・キサラギ(如月茅)
<通称>カヤ
<性別>女
<年齢>16才
<身長>180センチ(自称179センチ)成長中
<種族>人間
<一人称>私
<出身>新日本コウリュウ地区
<職業>高校生、花売り
<説明>
学校でミカヅキの身の回りの世話を勝手にやっている女性。普段は学校が休みの日には自宅で育てた花を売っている。
生まれたときから目がほとんど見えておらず白杖を握り生活していた。
中学校に入学したての頃にクラスメイトから激しいいじめを受けており、男子から杖を取り上げられ殴られ突き飛ばされたときミカヅキにしっかりと肩を抱かれ支えられたことで目が見えないながらもミカヅキに一目惚れしてしまう。
その後、ミカヅキが睨みを効かせたことでいじめはおさまっていきカヤとミカヅキとの接点が同じクラスというだけになってしまう。
このままではいけないと考えたカヤは花を売り貯めていた貯金を下ろし父親に頼み込みお金を借りて視覚補助用のサイバーゴーグルを購入、それを着用しミカヅキに毎日話しかけるようになった。